鳳至上町地区生活環境施設 2008年

 

元塗師屋であった建物を市の地域交流施設として再生しています。
塗師屋の建物としては珍しく土蔵が通りに面しており,擬洋風の意匠が通りの町並み景観にアクセントを与えています。
 
かなり改修の手が入っていましたが,地震後の調査において解体する建物,再生する建物を整理し,土蔵~主屋(ザシキ)~土蔵と奥行きのある建物であることから,複数の催しの開催が可能なように通り土間を再生,創建時(大正期)をイメージして再生しています。
構造体の損傷が著しく,仮補強をしながら修復作業を行っています。

食に関するワークショップやアーティスト・イン・レジデンスの受入れなど,実験的な試みが重ねられています。

所在地 石川県輪島市鳳至上町
主用途 展示場
工事種別 いも貯蔵庫をアトリエに改修
延床面積

436平方メートル

構造・規模 W造 地上2階